矯正歯科Q&A

ホーム > 矯正歯科Q&A

矯正医が矯正治療に関する「よくあるご質問」にお答えします

「歯並びが気になるけれど、本当に治療が必要かわからない……」 「大人になっても矯正治療って受けられるの? もう遅い?」

歯並びや矯正治療について関心が高まるにつれ、治療に関するお悩みや疑問がでてくるのではないでしょうか? 矯正には長い期間がかかり、治療費も高額になりがちですので、矯正歯科選びには慎重になってしまうものです。

ここでは、神奈川県川崎市の矯正専門歯科医院である「いしかわ矯正歯科」に多く寄せられている「矯正治療についてのよくあるご質問」にQ&A形式でお答えします。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

矯正治療よくあるご質問

Q:歯並びの「よい」「わるい」を自分で見分けるにはどうしたらいいですか?

A

簡単な方法をひとつ、ご紹介します。人差し指を鼻の頭から顎に渡してかけるようにしてみてください。唇が人差し指の少し内側にあれば、それがあなたの理想の口元の位置です。これは、専門用語でEラインと呼ばれています。この方法でわかるのはあくまでも目安で、細かな部分については専門家の診断が必要です。気になることがあるなら、お気軽に当院へご相談ください。
Q:「滑舌が悪い」「聞き取りにくい」とよく言われますが、歯並びが原因でしょうか?

A

必ずしも歯並びだけが原因となるわけではありません。しかし、咬み合わせの不具合によって語尾がはっきりしなかったり、声がこもったりすることがあります。息漏れで聞き取りにくい発音になっているなら、矯正治療で改善が期待できます。
Q:歯並びや噛み合わせが肩こりの原因になっていると言われました。本当ですか?

A

すべての肩こりに当てはまるというわけではありませんが、噛み合わせが肩こりの原因になることは十分に考えられます。歯並びや噛み合わせの不具合を避けるために片側でばかり咬む癖がつくと、咀嚼に使う筋肉が影響を受け、身体全体の筋力や骨格のバランスが崩れてしまいます。そうしたことから、肩こり、腰痛、視力や集中力の低下などの不調を招く恐れがあるのです。歯並びを改善することで、こういった身体の不調が解消されたという例も少なからずあります。
Q:矯正治療を始めるのはいつがベストですか?

A

早ければ早いほどいいのは事実です。ただし、患者さんのご都合もあることでしょうから、当院ではそれぞれの方の都合に合わせて、ベストな治療スケジュールをご提案します。お子さんの場合は、歯や顎の成長具合をみて、乳歯の時期に始めるか、生え変わり時期に始めるかを検討します。
Q:歯並びが乱れるのは遺伝ですか?

A

遺伝がひとつの要因になっていることは確かですが、それだけではありません。顎の成長時期に行っていた指しゃぶりや爪噛み、舌癖や頬杖などの癖によって歯並びが悪くなるケースもあります。
Q:矯正治療にかかる期間は?

A

患者さんの歯並びによって大きく異なります。1本だけ動かす場合、全体的に動かす場合などによっても異なります。また、症状によっても治療方法が異なりますので、治療期間が変わります。平均では、およそ1年半から2年半の患者さんが多い傾向にあります。
Q:歯並びが虫歯になりやすくしているって本当?

A

はい、本当です。歯並びが悪くなっている部分があると、そこに歯ブラシが届きにくくなり、汚れを落としにくくなります。そのため、虫歯だけでなく歯周病の病原菌が棲息する歯垢がたまり、お口の病気になりやすいのです。
Q:矯正治療の費用が高いのはどうしてですか?

A

矯正治療は、顎変形症などの特殊な症例以外では、健康保険が適用されません。そのため全額自己負担となってしまうケースが多いのです。症状にもよりますが60~90万、難易度が高い治療では100万円以上かかることがあります。

当院では、患者さんが治療をご希望されている段階から、総費用の目安をお見積もりでご提示いたします。しっかり相談したうえで、できるだけ無理のない計画を立てて治療を開始しましょう。
Q:矯正治療に痛みはありますか?

A

歯を動かしますので、多少の痛みはあります。しかし、過度の負担をかけるものではないので、生活に支障が出るほどの痛みではありません。
Q:矯正治療が終わったあとも通院は必要ですか?

A

矯正治療に限らず、歯科治療全般において、治療後は定期検診などで歯科医院へ通うことが大切です。お口の状態を維持し、病気の早期発見・早期治療が可能となるからです。身体の健康診断を受けるように、お口の健康診断も定期的に受けるようにしましょう。

矯正歯科治療のよくある質問を動画にしました

患者さんからいただく疑問や不安に対してお応えする動画を作成しました。動画内の選択肢をクリックして知りたい内容がご確認できます。ぜひご覧ください。

矯正治療のリスク一覧

矯正治療を成功させるために

歯列矯正には、いくつかのリスクを伴うことがあります。患者さん自身で、そのリスクを理解しておくことも、とても大切です。歯列矯正のお悩みは、川崎市の矯正歯科「いしかわ矯正歯科」へご相談ください。

  1. 治療期間が長い
    矯正方法により異なりますが、いずれも年単位での治療になります。一般的に2~3年が目安です。
  2. 治療にかかる費用が高額
    矯正治療は、ほとんどが保険対象外となるため、費用の負担が大きくなります。
  3. 矯正装置による歯の痛み
    矯正器具を装着することで、歯に痛みを感じることがあります。慣れるまで、3~11日間程度痛みが続くことがあります。
  4. お口の中の違和感
    ワイヤーを使った矯正器具を装着した場合、歯やお口の中に異物があるような違和感があり、頬や唇に器具がぶつかって傷になることもあります。
  5. 歯磨きがやりにくい
    ワイヤーやブラケットに歯ブラシが引っ掛かり、細かい部分の歯磨きがやりにくくなります。
  6. 虫歯・歯周病にかかりやすい
    歯磨きが不十分なせいで、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。甘いものやスナックなどの間食はできるだけ避けた方が良いでしょう。
  7. 口内炎ができやすい
    矯正器具が口内にあたり、頬や口唇、舌等に口内炎ができやすくなります。
  8. 話にくくなる
    特に歯の裏側にブラケットを装着する場合、サ行、ラ行、タ行が話しにくくなります。慣れるまで1ヶ月ほどでかかります。
  9. 歯ぐきが下がる
    歯周病の状態で歯を矯正すると、炎症が広がって歯ぐきが下がってくることがあります。
  10. 歯のすき間が空く
    歯並びを整えたら、歯と歯の間にすき間が空いてしまうケースがあります。
  11. 歯の神経を痛める
    歯が動くときに、さまざまな原因により歯の神経を痛める歯髄炎を起こすことがあります。
  12. 知覚過敏
    ワイヤー装着直後に、歯がしみるような症状が起きることがあります。
  13. 歯根が短くなる
    矯正装置から歯に加わる力が強すぎて、歯の根が短くなる歯根吸収が起きることがあります。
  14. 抜歯が必要なことがある
    元の歯並びのガタガタが強くて、矯正後の歯並びが整いにくいと判断した場合、抜歯することもあります。また、親知らずは後戻りの原因にもなるので、早めに抜く場合があります。
  15. 矯正できない歯の動き
    骨と歯がくっついている「骨性癒着」や根が曲がった歯「短根歯」は、歯が動かせず矯正できないこともあります。
  16. 顎関節症
    潜在的な症状がある場合、治療中に開口障害、疼痛、筋肉のこわ張りなどが起こります。
  17. 外科処置
    上下の骨のズレや成長に伴うあご骨の不調和など、歯列矯正のみでは治療が難しいと判断した場合、外科処置を併用することがあります。
  18. 後戻り
    矯正後の歯は、元の位置に戻ろうとする傾向があるため、ポジショナーやリテーナーを装着し後戻りを防ぎます。

治療期間の延長もしくは、治療計画の変更をしなければならないことがあります。

その他、治療に関して歯科医師及び衛生士の指示を守って下さい。