さまざまなトラブルと対処法をご紹介します
矯正治療期間は長期にわたるため、歯科医院で治療を受けている時間よりも、ご自宅で普通に生活されている時間の方が圧倒的に長くなります。そのため、何かトラブルがあったときにも、すぐにドクターに診てもらえないケースが少なからずあります。そのため、矯正治療中に起こりやすいトラブルやその対処法について、患者さんご自身に把握していただくことが大切です。
ここでは、矯正治療中に起こりやすいトラブルとその対処法について、神奈川県川崎市の矯正専門歯科医院「いしかわ矯正歯科」がご説明いたします。
矯正治療でのトラブル対処法
矯正治療中にトラブルが起こった場合は、早めに当院へご連絡・ご相談ください。すぐにご来院いただけない場合には、ご自身で行っていただける適切な対処法をご提案いたします。以下は、よくあるトラブルに対する対処法です。こちらの対処法でも痛みや腫れなどのお困りごとが解決されない場合は、できるだけ早めにご来院ください。
固定式装置が外れた
ブラケットとワイヤーで固定されている矯正装置ですが、強い力が加わると外れてしまうことがあります。矯正装置が外れてしまった場合は、すぐに当院へご連絡いただき、なるべく早くご来院ください。
外れてしまった装置や部品は、ティッシュやハンカチに包んでお持ちください。破損していなければ、消毒・洗浄して再使用できる場合があります。
装置が口の中に当たって痛い
矯正装置を装着してしばらく、違和感や小さな痛みを訴える患者さんも少なくありません。慣れていくにつれて次第に治まることが多いのですが、装置がずれて口の中に触れてしまうと、痛みがひどくなる恐れがあります。
こういったケースは、装置に歯列矯正用のワックスを貼りつけることで解消できます。もしそれでも痛みが治まらずつらい場合は、当院へご連絡のうえお越しください。
ワイヤーが折れた
まれにワイヤーが折れてしまうことがあります。折れた箇所や折れ方によって、唇や歯ぐきにあたってケガをしてしまうことも考えられます。そういった場合は、折れて短くなってしまった方を引き抜いてください。その後、なるべく速やかに当院までご相談ください。
歯ぐきが腫れてきた
矯正治療中は、装置があるためブラッシングがしにくく、虫歯や歯周病になりやすい状態といえます。歯ぐきに腫れや痛みがある場合、装置と歯ぐきの間など、歯垢(プラーク)がたまりやすい箇所を意識しながら丁寧なブラッシングを心がけてください。1週間ほど経っても症状が治まらない場合は、当院へご相談ください。
矯正治療中のブラッシング方法については、治療開始前に歯科衛生士が指導いたします。わかりにくい場合は、何度でもお気軽におたずねください。